FAQ(よくある質問) — 相談範囲・成果物・料金・機密情報の扱いを、先にクリアにするページです。
「どこまで相談できるか」「何が残るか」「料金や契約はどうなるか」「機密情報はどう扱うか」など、よくいただく質問をまとめました。 すべてを読み切らなくても大丈夫です。自分たちの状況では、どこから着手すると前に進みやすいかを掴むための地図としてお使いください。
FAQ にない前提や制約がある場合も、そのままのメモ(断片)の状態でご相談いただけます。 機密性が高い情報(個人情報・顧客情報・本番ログ・未公開契約など)は、この段階では貼り付けず、 概要と制約だけでOKです。
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例:料金、契約、NDA、成果物、セキュリティ、会議、ログ、監査、Research
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迷う場合は「1. はじめての方・全体像」か「3. AI・ツール・機密情報の扱い」から見るのがおすすめです。
1. はじめての方・全体像
上へ「何を相談できるか」「自分たちの状況に合うか」を短時間で確認したい方向けです。
- Fragment Practice は、どんな課題のときに相談しやすいですか?
- 会議・ドキュメント・チャット・チケットが増える中で、 「判断が遅い/引き継げない/理由(Why)が消える」といった“運用の詰まり”が起きているときに向いています。 よくある状況: ・生成AIは使われ始めたが、チームとしての判断基準(どこまで任せ/どこから人が必ず読む・決めるか)が曖昧 ・会議が増え、メモ・チャット・ドキュメント・チケットが分断して「なぜそう決めたか」が追いにくい ・ポリシー/ガバナンスはあるのに、現場の会議・記録運用に接続されず形骸化している ・PoCや試行錯誤が積み上がる一方で、前提(設定・条件)と結果(観察ログ)が残らず再現できない Fragment Practice は、単発の“AI活用テク”よりも、 ・判断基準と責任分界(運用ルールの核) ・記録の構造(会議・意思決定・検証ログ) ・無理なく続く見直しのリズム を一体で整え、運用として回り続ける状態を目指します(内部ではこれを Quiet System と呼ぶことがあります)。
- 相談内容はどの程度まで整理されている必要がありますか?
- きれいに整理されている必要はありません。 「複数の論点が絡み合って説明しづらい」「問題は感じるが名前がついていない」段階から始まることが多いです。 最初は、共有できる範囲の材料(メモ/ログ/断片)を一緒に並べます: ・会議メモ / 1on1 メモ ・チャットのやり取り(Slack / Teams 等) ・社内ドキュメント / ガイドライン ・検証ログ / 実験ノート その上で、 ・今回扱う範囲(Scope) ・今回は扱わない範囲(次フェーズへ) ・判断基準(AIに任せる/人が必ずレビューする) を、現場で迷わない言葉にしていきます。RFP のような完成された要件は不要です。
- どのような依頼とは相性がよくありませんか?
- 主目的が次のような場合は、相性がよくない可能性があります。 ・常時対応(24/365)の運用要員としてのリソース提供が主目的 ・すでに主幹ベンダーが決まり、実装工数だけを外部から追加することが主目的 ・短期KPI最大化のみを優先し、判断・記録・運用の“残る設計”に価値を置かない ただし、「現実的な分担の整理」や「やる/やらないの線引き」を短時間で整えるアドバイザリーとしては、お役に立てることもあります。
- 相談すると、最初に何が手元に残りますか?
- 初回〜序盤では、いきなり“分厚い資料”よりも、判断と運用の核になるテキストが先に残ります。 例: ・前提条件(制約・関係者・扱う情報)と、扱う/扱わない範囲のメモ ・判断基準(AIに任せる範囲/人が必ずレビューする範囲)のたたき台 ・会議・記録・タスクの「どこが詰まっているか」の簡易マップ この“薄い合意”があるだけで、チーム内の会話や設計の速度が変わるケースが多いです。
- 相談後、どこから始めるのが現実的ですか?
- 多くの場合、最初の入口は次のいずれかです。 ・会議 → 議事録 → 決定 → タスクの“つなぎ目”を整える ・AIに渡す/渡さないの境界と、必須レビュー点を先に決める ・検証ログ(試行の前提と結果)が残るテンプレを先に作る 「大きく変える」より、まず小さな運用単位で“核”を差し込み、ログで育てるのが基本です。
- 問い合わせ後、どのような返答が返ってきますか?
- いただいた内容を拝見し、メールで次のような形でお返しします。 ・状況の要約(論点と前提条件を、1枚に整理) ・次の一手の候補(どこから入ると負担が減るか:Spot/Sprint/Ongoing の提案) ・確認したい点(追加で3〜5点ほど) ・機密情報の扱い(必要ならNDAや共有チャネルの提案) 完全に整理された要件は不要です。共有できる範囲の“材料”だけで構いません。
2. 進め方・成果物
上へどう進み、何が残り、どう継続運用につながるのかを確認したい方向けです。
- 初回相談から完了までの標準的な流れは?
- 個人・チーム・研究のいずれでも、基本は次の 5 ステップです。 1) 前提条件と境界の確認 業務/組織/ツール/セキュリティ要件/運用リズム等を共有し、今回の範囲と除外範囲を決めます。 2) 現状整理(材料の棚卸し) メモ・チャット・ドキュメント・ログを並べ、認知負荷/断絶/判断遅延が起きる地点を見立てます。 3) 初期案(運用ルール/テンプレのたたき台) テンプレート、チェックリスト、簡易フロー、必要に応じて設定(YAML 等)として起こします。 4) 試行 → 微調整(現場で回る形へ) 実務で回してもらい、ログ/フィードバックから「続く形」に寄せて調整します。 5) 納品整理(更新できる形で引き渡し) 最終版のルール/テンプレ/補足メモを整理し、必要なら社内共有用の短いレポートにします。
- 終了時点で、どんな成果物が残りますか?
- 案件の目的に応じて組み合わせますが、共通して「読み返せる/更新できる」文章と構造を残します。 代表例: ・判断基準と責任分界(運用ルールの核):OK/NG、例外、レビュー責任、ログの残し方 ・会議/意思決定/検証ログのテンプレ:会議、1on1、意思決定メモ、検証ログ、ふりかえり等 ・最小のフロー図:会議→議事録→決定→チケット化などの“つなぎ目” ・プロンプト(必要な場合):場面別に、運用として再利用できる形で ・ショートレポート(必要な場合):Before/After、採用した方針、残課題、次の一手 スライド“だけ”を納品するというより、日々の運用に刺さる artefact(実務の道具)を残す設計です。
- 成果物は、どの形式で提供されますか?(社内共有用)
- 基本は「社内で更新しやすい形式」を優先します。 例: ・ドキュメント:Google Docs / Notion / Confluence / Microsoft 365 など(貴社環境に合わせます) ・テンプレ:チェックリスト、運用手順、FAQ、意思決定メモ、検証ログ ・共有用:必要に応じて PDF / 短いスライド(説明用) 目的が「運用に埋め込む」ことなので、編集権限や共有範囲も含めて最初にすり合わせます。
- 期間の目安はどのくらいですか?
- テーマと関係者の幅によりますが、目安は次のとおりです。 ・単発相談(整理/方向決め):1回(60〜90分) ・個人/小チームの設計+試行:2〜6週間 ・部門横断のパイロット:1〜3ヶ月 ・伴走/アドバイザリー:3ヶ月〜(月次で更新) ポイントは「大きく変える」よりも、まず小さな運用単位で始め、ログで育てることです。
- ミーティング頻度やコミュニケーションはどう設計しますか?
- オンライン中心・ミーティング少なめを基本に、非同期のログ往復を軸にします。 目安: ・個人:初回60〜90分+フォロー(テキスト/短時間) ・小規模チーム:隔週 or 週1で2〜4回+非同期 ・研究/共創:隔週〜月1+検証ログの共有 評価軸は「会議回数」より、 ・前提と意思決定がログとして残るか ・チームのリズムを乱さずに、必要な点だけ標準化できるか です。
- こちらが準備しておくと良いものはありますか?
- あれば助かりますが、必須ではありません。 ・いま使っている会議体(定例/1on1/レビュー)の一覧 ・議事録や決定メモのサンプル(機密は伏せた形でOK) ・AI利用の現状(ルール有無、気になっている事故/不安) “共有できる範囲”だけで構いません。最初は「どこが重いか」さえ分かれば十分です。
3. AI・ツール・機密情報の扱い(セキュリティ境界)
上へどのモデル/ツールを前提にできるか、既存環境との整合、機密情報の扱い(NDA/境界線の設計)を確認したい方向けです。
- 対応しているAIサービスやツールの例は?
- 特定ベンダー固定ではなく、既存環境の上に「判断基準・テンプレ・チェックポイント」を重ねる設計が基本です。 例: ・モデル/サービス:ChatGPT / OpenAI、Gemini、Claude など ・基盤/ツール:Notion、Obsidian、Google Workspace、Microsoft 365、Slack/Teams、Linear/Jira 等 「どれを採用するか」だけでなく、 ・どの場面で使うか ・どの情報は扱わないか ・どこで人が必ずレビューするか を、運用ルールとして文章に落とします。
- 組織として生成AIの利用経験が少なくても依頼できますか?
- はい。むしろ初期は「線引き」と「最初の運用単位」を決めるほど効果が出やすいです。 初期は、 ・使う/使わない領域(機微/個人情報/営業機密など) ・最初に試すユースケース(効果が見えやすい/リスクが低い) ・ログの残し方(残す/残さないの境界) を、シンプルな運用ルールとして整えます。
- すでにAI活用が進んでいるチームにとっての価値は?
- 活用が進むほど、ローカル最適の積み重ねによる“運用負債”が見えやすくなります。 例: ・プロンプト/テンプレが乱立し、共有/再利用の単位が崩れる ・本番運用の責任分界、レビュー手順、例外処理が整理されていない ・管理部門(セキュリティ/監査)と現場の認識がズレる この状態を、 ・どこを標準化し ・どこを裁量として残すか まで含めて、運用ルールの核に束ね直すのが価値になります。
- セキュリティ/BCP観点で、どう設計しますか?
- セキュリティ/IT-BCP の文脈では、便利さより先に「機密情報の扱い」と「境界線」を設計します。 ・AIに送らない情報カテゴリ(個人情報/機微/営業機密等)の整理 ・ログの保存場所/保存期間/アクセス権/削除トリガー ・既存のISMS、委託先管理、BCP、監査の枠組みとの整合 “禁止リスト”だけで終わらず、会議・ノート・チケット運用に接続した形に落とします。
- 「AIに渡せる情報/渡せない情報」はどう決めますか?
- 方針だけでなく、現場で迷わないチェック質問に落とします。 例: ・この情報は、外部SaaSに載せても良いか?(共有範囲) ・個人情報/顧客情報/契約情報を含むか?(情報カテゴリ) ・この出力は誰がレビューし、どこに記録するか?(責任とログ) 組織の既存ポリシーがある場合はそれを優先しつつ、実務テンプレとチェックポイントに埋め込みます。
- 既存の社内ルール(規程/監査/ISMS 等)がある場合はどう進めますか?
- 既存の社内ルールを前提に進めます。 ・規程/ガイドラインに合わせて、現場の会議・記録・レビュー手順に接続 ・例外が出るポイント(現場判断が必要な箇所)を明確にし、エスカレーション/記録の型を用意 ・委託先/外部SaaS/国外拠点など、境界が揺れやすい部分を優先的に整理 「ルールを増やす」より、いまあるルールが運用として機能する形に落とすことを重視します。
4. 料金・契約・NDA
上へ稟議や予算、法務・コンプライアンスの観点から事前に把握しておきたい方向けです。
- 料金はどう見積もりますか? 目安は?
- 時間単価ベースではなく、役割とスコープを合意したうえで、原則「固定精算」で設計します。 料金が上下する主な要因: ・構造の複雑さ(判断基準/ログ設計/例外運用/更新ルールのどこまで扱うか) ・関係者の幅(現場/情シス/セキュリティ/法務 等、誰を巻き込むか) ・成果物の再利用性(テンプレ/FAQ/説明用ひな形として横展開できる度合い) 目安(税抜・固定精算のガイド): ・Spot(論点整理と判断基準のたたき台):数万円台〜 ・Sprint(テンプレ/ルールの初期版+試行):数十万円〜(小規模)/数百万円〜(組織) ・Ongoing(運用レビュー&改善):月額 数十万円〜 ※基本は「設計・判断・レビュー中心」で、常駐・作業代行を前提としていません。
- どのプランから始めるのが一般的ですか?
- 多くは次の順で進めます。 1) Spot:論点と判断基準を揃える(何を決めるべきか/どこが詰まりか) 2) Sprint:必要箇所だけを文書化・運用化(テンプレ、FAQ、例外運用、更新ルール) 3) Ongoing:ケースで育てる(例外対応、品質ブレ、運用更新を月次で回す) 「大きな資料を先に作る」よりも、小さな運用単位で始めてログで育てるほうが、定着しやすいです。
- 契約形態と支払い条件は?
- 法人・個人事業主いずれも対応しています。 ・契約:業務委託(準委任)を基本に、必要に応じて貴社書式に合わせます ・精算:パッケージ(Spot/Sprint/Ongoing)または合意した役割・スコープで固定精算 ・支払い:月次請求(銀行振込)を基本に、短期 Spot/Sprint は完了後請求等も調整可能です 社内稟議用に、目的/想定成果物/前提(扱う情報の境界)/目安の整理(1〜2ページ)が必要なら、初期に一緒に作成できます。
- NDA や機密情報の取り扱いは?
- NDA には標準的に対応します。 また、AI/ツールの採用ありきではなく、「AIに渡さない情報がある」前提で先に境界線を設計します。 ・着手前に、扱う情報の範囲 / 共有チャネル / アクセス権を定義 ・AIに送って良い / 送らないカテゴリを、会議・記録運用に落とす ・ログの保存 / 削除 / マスキング / 保管場所(社内・クラウド等)をすり合わせ 公開可能な知見をケースノート等にする場合も、必ず事前合意とレビューを前提にします。
- 稟議・購買のために、何を用意すればいいですか?
- 一般的には次があると進みやすいです(必要ならこちらで整理メモを作れます)。 ・目的:何の詰まりを解消するか(会議/ログ/AI境界/運用負債など) ・範囲:対象部門/人数/期間 ・扱う情報の境界:機密の扱い、共有チャネル、NDA要否 ・成果物の形:テンプレ/ルール/FAQ/短いレポート/説明用ひな形 “高い資料力”より、合意形成できる粒度の前提があるかが重要です。
5. 個人・チーム・国際チーム
上へどの単位から始めるのが現実的か、規模感や言語対応について確認したい方向けです。
- 個人向けとチーム向けの違いは? どちらから始めることが多い?
- 大枠では、 ・個人:判断の型、記録と振り返り、AIとの役割分担、週間リズム ・チーム:会議体、合意形成、ドキュメント/チケット連携、責任分界、オンボーディング という違いです。 組織案件でも、まずキーパーソン1〜2名の“個人の運用”から始め、検証してからチームに静かに拡張するケースが多いです。
- 想定している規模感は?
- 現在よく扱うレンジは次のとおりです。 ・1〜3名:経営者/フリーランス/研究者の個人運用設計 ・3〜15名:プロダクト/事業/研究ユニットなどのフロー設計 ・〜数百名:大規模組織の特定部門(DX、情シス、セキュリティ等)のパイロット “全社変革”を一気にやるより、範囲を切って核を作り、波及させる設計が得意です。
- 英語ベース/海外拠点を含むチームにも対応できますか?
- はい、日本語/英語が混在するプロジェクトにも対応可能です。 ・日本語での意思決定を、英語の運用ルール/ノートに整理 ・英語話者と共同で、検証ログやケースノートを残す 時差や契約条件により難しいケースもあるため、まずは概要ベースでご相談ください。
- オンサイト(対面)対応は可能ですか?
- 内容と地域により調整可能です。 基本はオンライン+非同期ログ往復ですが、ワークショップや重要局面(合意形成/研修/設計キックオフ等)では対面が有効なこともあります。移動や日程条件を含め、まずはご相談ください。
6. Research & Writing / Fragment との関係
上へ研究・共同執筆・ZINE、そして Fragment(ツール/概念)との関わり方を確認したい方向けです。
- Research & Writing は、通常の支援とどう接続されていますか?
- 多くのプロジェクトでは、まず実務の運用設計として始まり、そこで繰り返し現れるパターンを Research & Writing に昇華させます。 ・現場の判断軸/トレードオフを、ケースノートとして文章化 ・前提(設定・条件)と観察ログを、再検証できる形で残す ・公開可能な部分のみを切り出し、ZINEや発表資料に再構成 実務と研究の往復で、運用が“育つ”ことを大事にしています。
- 事例が社外公開されることはありますか?
- 公開の有無/範囲はプロジェクトごとに合意して決めます。 ・公開を検討する場合は、必ずドラフト共有とレビューを実施 ・組織名/個人名の扱い(完全匿名〜一部開示)も事前合意 ・公開しない場合は、完全非公開の内部ドキュメントとしてのみ保持 「社外には出さないが社内共有したい」という場合も、社内限定のケースノートとして設計できます。
- Fragment(fragment.place)の導入は必須ですか?
- 必須ではありません。 多くは、既存の Notion / Google Docs / Microsoft 365 / Confluence / Obsidian 等の上に、 「1ページ=1断片」「メタデータ」「ログの粒度」などの考え方だけを持ち込みます。 ツール導入よりも、いまの器の上で“運用として回る核”を作ることを優先します。
- 最終的に目指す状態(アウトカム)は何ですか?
- 目指すのは「AIで速くなる」だけでなく、次が同時に成立する状態です。 ・判断がログとして残り、後から追える(理由が消えない) ・例外が扱える(禁止/推奨だけでなく、現場で迷わない) ・更新できる(運用ルールが“育つ”) ・無理なく続く(リズムを壊さない) つまり、運用が静かに回り続ける土台があることです。
FAQ にない前提や事情がある場合について
ここに記載している内容は、多くのプロジェクトで共通する「前提」と「進め方」をまとめたものです。 実際には、組織構造、ステークホルダー、セキュリティやコンプライアンス、拠点や時差、生活リズムなど、 公開テキストには載せづらい条件も含めて設計することがほとんどです。
完全に整理された要件は不要です。いま見えている材料(メモやログ)や、まだ名前のついていない違和感から一緒に構造化していきます。 守秘が必要な情報については Legal / プライバシーポリシーを前提に、必要に応じて NDA 等も含めて慎重に扱います。