個人 — 経営者・フリーランス・プロジェクト責任者
- 日々 AI を使っているが、「任せどころ」と「絶対に人が判断するところ」が曖昧なままになっている。
- メモ・タスク・チャットが複数ツールに分散し、全体を把握する負荷が高い。
- 自分の判断基準や価値観に沿った AI との付き合い方(個人プロトコル)を定義したい。
Fragment Practice は、すでに AI を使い始めているフリーランス・経営者・事業部門の担当者・情報システム部門・研究者の方々に向けて、「どこまでを AI に任せ、どこからを人が判断するか」を業務フローの中で具体化するスタジオです。
このページでは、「誰が・どのような状況で・どのくらいの期間・どんな進め方で Fragment Practice を使えるか」がわかるように整理しています。まだ要件や社内稟議の条件が固まっていない段階でも、 「いま、どの負担やリスクを減らしたいか」から一緒に確認していきます。
Services ページでは、次の 5W1H をざっくり押さえられる構成にしています。
規模や役割よりも、「人と AI が一緒に仕事をしている、具体的な場面があるかどうか」を重視しています。よくご相談をいただく立場は次のとおりです。
どの立場の方とも、最終的に目指すのは「分担・ルール・情報の流れが明示されている状態」です。プロジェクトごとに比重は変えながら、次の 3 レイヤーを同時に扱います。
「どの場面で」「どこまで AI に任せるか」「どの情報は扱わないか」を、簡潔な文章・チェックリスト・図として整理します。 必要に応じて Prism Protocol に沿った YAML 形式にも落とし込み、更新しやすい骨組みとして残します。
会議・1on1・レビュー・実験ログなどの「場」と、メモ・AI ログをつなぐフォーマットを設計します。Notion / Google Docs / スプレッドシート等、既存ツールを前提に「どこに何を書くか」を定義します。
日々のメモの取り方や、週次・月次レビューのタイミングを決め、「これだけは必ず行う」最小限の問いとチェックポイントを用意します。業務負荷・体調・家庭事情なども踏まえた「続けられるペース」を一緒に設計します。
実際のご相談は、次の 4 つの入口のどこかから始まることが多いです。期間としては、「数週間のスプリント」〜「数ヶ月の伴走」まで、扱うテーマの広さに応じて調整します。
経営者・フリーランス・プロジェクト責任者など、自分と AI の関係性を短期間で整理したい方向けのスプリントです。現状のフローを一緒に確認し、「今期どこまで AI に任せるか」の線を引き直します。
Starter 等で整理したプロトコルを、「書いて終わり」にせず、ノート構造・カレンダー・レビュー習慣に落とし込んでいくフェーズです。期間は 1〜3 ヶ月程度を想定しています。
現在お使いの会議体・チャット・ナレッジベースを前提に、人 × AI × 情報の流れを小さな単位(チーム・プロジェクト)から整えるラインです。全社標準の前段階としても利用できます。
Fragment System / Prism Protocol / QFS の考え方を使いながら、実務と研究を行き来するプロトタイピングや観察ログを一緒に積み上げるラインです。 研究者・ラボ・R&D 部門・DX 室との共同プロジェクトを想定しています。
Individual / Team / Research いずれの場合も、「小さく試す → 観察する → 少しだけ設計を変える」というループを基本とします。ここでは代表的な 3 ステップのイメージを示します。
まず、「どの業務・どのチーム・どのリスク」を今期の対象にするかを一緒に決めます。現状の AI 利用状況、セキュリティ/IT-BCP/委託先管理の前提、 NDA・公開範囲などを確認し、扱う Fragment と扱わない Fragment の線を引きます。
実際のメモ・チャット・ログを材料に、「いまの環境のまま試せる最小単位のプロトコル・テンプレート」を設計します。数週間〜 1 ヶ月ほど試行し、負荷やリスクの変化を一緒に観察します。
観察結果をもとに、「続けられる形」に微調整します。Research & Writing のページで紹介しているような設計メモ・ケースノート・Applied write-upとしてまとめ、必要に応じて社内ガイド・オンボーディング資料にも落とし込みます。
現在は、1 時間あたり 22,000 円(税込)を基本単価とし、扱うテーマの数・関わり方・納品物の粒度に応じてお見積りします。ここでは、「このくらいの規模なら、だいたいこのレンジ」という参考を記載します。
経営者・フリーランス・責任者など、個人単位でのご相談を想定したレンジです。
事前におおよそのご予算感を共有いただければ、その範囲で「どこまで一緒に設計するか」を一緒に決めていきます。
事業部・情報システム部門・研究室など、小〜中規模単位を想定したレンジです。
金融・製造・重工・自動車・小売・運輸など、既に厳格なセキュリティ/BCP 体制がある組織とのご相談も歓迎です。その場合は、既存の枠組みと矛盾しない範囲から小さく始める前提で設計します。
「自社の環境でも進められるか?」という観点から、よく登場する基盤・ツールを整理しています。 実際のプロジェクトでは、いまお使いの環境をできるだけ変えずに、その上に構造とプロトコルを重ねる方針を基本とします。
上記以外の社内システムや専用ツールをご利用の場合も、画面イメージやワークフローを共有いただければ、「いまある器を前提にしたプロトコル設計」としてご提案します。新しいツールの導入そのものよりも、既存環境での運用を整えることを優先します。
詳細な要件定義や、社内稟議用の資料がまだ整っていなくても問題ありません。「このプロセスで AI をもっと活かしたい」「このあたりのリスクと負荷が気になっている」といったレベルのメモで十分です。現在地を一緒に整理し、実務・研究のどちらから見ても無理のない次の一手をご提案します。